終身医療保険は一生涯の保障が魅力
最近は安い掛け金で生涯の保障をカバーしてくれる「終身医療保険」に注目が集まっています。
保障期間が決まっている「定期医療保険」に比べて、一生涯の保障が魅力となっています。定期医療保険の場合、年齢が高くなるほど契約にかかる月々の保険料が高額になったり、ある年齢からは条件付きの契約または契約自体ができないことも珍しくありません。
終身医療保険は若いうちから加入しておけば月々の保険料も一生涯変わらないので、とてもお得な保険であるという認識を持っている人が多くいます。お得感の強い終身医療保険ですが、加入の前にいろいろと知っておくことや確認しておくこともあります。加入してから「違う内容の保険が良かった」と後悔しないためにも必ず知識を頭に入れておかなければいけません。
終身医療保険の良いところは契約時から死ぬまで医療保障が継続して受けられること
終身医療保険の良いところは、契約時から死ぬまで医療保障が継続して受けられることです。保険料も契約の時から同額に固定されており、年齢に応じてアップすることもありません。一般的に年を取ると保険料が値上がりするとされている更新型医療保険に比べて、家計に優しいという点も終身医療保険に注目が集まっている理由です。
しかし良いところもあれば難点もあります。まずは新しい医療保険の商品が出た時に乗り換えできない場合が多いということです。たとえば医療費負担の増加があったときなど、それに対応した保険に乗り換えることは難しくなります。
もう一点大切なことは、「掛け金が安いから」などと安易な理由で契約する保険会社を決めてはいけないということです。終身にわたって掛け続ける保険なので、途中で契約している保険会社が破たんしてしまっては意味がありません。 保険内容と合わせて、その会社の安定度や格付けランクなどを考慮しながら慎重に検討していくことが大事になります。契約してからでは取り返しのつかないこともありますので、保険の選び方も重要になります。
終身医療保険 大きく分けて2つの形
一概に終身医療保険と言っても大きく分けて2つの形があります。一つは終身払い、もう一つは60歳払い込み終了の形です。
終身払いは死ぬまで保険料を払い続ける方法です。 60歳払い込み終了の形は、60歳で保険料を支払ってしまい、その後は支払いをしなくて良いことになります。月々の保険料としては終身払いのほうがかなり安くなりますが、総額としては60歳払い込み終了のほうが随分と安くなります。
最近では年金問題などもあり、定年までに保険料を払い込んでしまう60歳払い込み終了型を選ぶ人が多くなっています。多少月々の保険料は高くなりますが、80歳以上になっても充実した保障が得られることもポイントです。
もともと医療保険は生命保険の特約として付帯しているものでした。最近では三大疾病をはじめ、医療にかかる金額が増えてきたために医療保険として単独に商品化されています。年々平均寿命が延びていく中で、医療保険は何歳まであっても困らないものになっています。終身医療保険は現代社会に最も適した医療保険と言えます。